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結膜下出血を見た例

今回は埋没法の施術例。
以前にも1例掲載したのですが
結膜下出血が出現した例です。
お写真で見ていきましょう。
手術前
ライン幅を広げる希望で来院してくださいました。
左右に埋没法を行っていきます。
手術直後です。
直後
大きな腫れも無く、通常通り施術が終わったのですが
赤い部分が見えるのがわかると思います。
結膜、という薄い膜の下に血管があるのですが
そこが傷ついた場合、内出血が出るのです。
充血とはまた違います。
ある程度の打撃が加わったとしても
ならないケースが多いのですが
そういった直接的な打撃等による外傷のほかには
くしゃみや咳でなる方もいたりする、と言います。
代償性の月経といって子宮からの出血以外に
鼻血やこういった結膜下出血が出る方もいたり
他の病気が原因でなるかたもいらっしゃいます。
この患者様も、理由はわからないが前にもなったことがある、とおっしゃっていたので
関連するなにかはあるのかもしれません。
いずれにしても非常に珍しいものです。
今回の手術の際も特にダメージを与えるような部分はなかった、と振り返るのですが
そこもパーフェクトに言い切れないのも事実。
あと上記様々な理由を考えるにつけ、ちょっと触ったり押さえたりしてもなる可能性もないとは言えないわけです。
他の要因もないとは言えないのですが
偶然性が強い、とは思います。
だからこそ、衝撃を与えたりせぬよう、注意深い施術は今後も続けていかなくてはなりません。
一週間
結膜下出血は痛み等の症状はないのが特徴ですが
この1週間目の時点でもまだ残っています。
徐々に薄くなっていくので経過を見ていきます。
ある程度埋没法による腫れが落ち着いてからは
温めてあげるほうが引きは良いので
(血行、代謝が促進されるため)
蒸しタオルなどであたためることを時々行うのが良いです。
もう1週ほどでかなり消えてしまうことでしょう。
メイクで隠すことのできない部分なので
苦労は多くなってしまうのが申し訳ないところですが
この患者様もがんばって乗り越えてくださいました。
こういった写真を見ると怖くなってしまう、という人もいるので
隠してしまうという手もあるのかもしれませんが
そういった思いもあり、記事を書きました。
レアケースであるものの
「目が赤くなってしまった」という方の参考になる記事であれば、と思います。

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