


女性の魅力の一つであるうなじ。顔や髪に比べると直で見られないために手入れが難しい場所ですが、いつ見られても良いように手入れをしておけたら良いですね。特に夏場は髪を上げる機会が多く、うなじのムダ毛を気にしたくはないものです。今回は、理想のうなじの形と脱毛方法について紹介します。
男性が魅了される女性のうなじ、理想的なうなじのカタチとは
髪型をポニーテールやお団子にしている時のうなじに、魅力を感じる男性も少なくないとか…。普段なかなか目にすることがないうなじが、ふとした瞬間に見えたときにドキッとしてしまうのかもしれません。日本でうなじが美として認識されるようになった背景には、着物の文化が密接に関係しているという説があります。例えば、舞妓さん。着物の襟を後ろに抜いて、うなじから首にかけておしろいを塗ることで美しく見える工夫をしています。またおしろいの塗り方で、首を細く長く見せ、うなじの魅力をより演出しているそうです。日本人特有の感性かもしれませんが、舞妓さんの後ろ姿にはうっとりしてしまいますよね。舞妓さんの項のカタチは「W型」もしくは「MW型」と言われているそうで、どちらも襟足の両サイドが長い形のことで、下向きに2つのとんがりが出来ている状態だそうです。好みは人それぞれですから、「W型」「MW型」以外にも好みはあるでしょうが、どちらにせよ首がすらっと細長く見えたり、無駄な毛がなくすっきりとした印象が理想的なのではないでしょうか。
うなじ。脱毛ができる範囲は?
そんな男性を魅了するうなじですが、理想のカタチに脱毛をすることはできるのでしょうか。そして、そもそもうなじと髪毛の境目はどこにあるのでしょうか。
うなじとは、首の付け根の骨辺りのことを指し、それより上だと髪毛と判断されます。判断が難しい場合は、毛の太さや硬さでうなじなのか髪毛なのかは分けることができるでしょう。そして、髪毛は脱毛が難しく、うなじであれば脱毛が可能というわけです。髪毛は毛が太いため、脱毛しようとすると抜けにくいだけでなく、最悪の場合やけどの危険性があるためです。
うなじの「W型」や「MW型」の部分は、毛の柔らかい産毛になるので脱毛処理が基本的には可能です。うなじの範囲にあっても、毛が太いと脱毛が難しい場合もありますが、毛の濃さや量によっても個人差があるので、サロンや医療機関で脱毛したい人は一度事前に相談してみるのが良いでしょう。
うなじの自己処理の注意点
うなじは顔や髪のように鏡一つでは見られない部位のため、手入れする場合には三面鏡などを用意する必要がある上に、見えにくく肌を傷つけてしまうこともあるので十分に注意が必要です。また、鏡を見て手入れをする場合は、自分できちんとしたうなじになっているか確認をするのが難しいです。誰かに確認してもらいながら自己処理をするか、あるいはご自身で鏡をチェックしながら誰かにお願いして処理をすることをおすすめします。上記の通りうなじの範囲は髪の毛と境目が非常に曖昧で、ご自身では判断がつかないことも多くございますから、脱毛できない範囲をカミソリで剃ってしまわれることもあります。自己処理はよほど自信がないと難しいと言えそうですね。初めての人で、ご自身では判断を迷ってしまうという方は、サロンや医療機関で相談をした上で手入れをしてもらうのが良いでしょう。

ドクター松井クリニック院長
松井彰一郎まついしょういちろう
2000年 | 山梨医科大学医学部卒業 国立国際医療センター形成外科勤務 |
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2003年 | ユーロクリニーク入局 |
2006年 | 湘南美容外科クリニック大宮院(さいたま)院長就任 |
2011年 | ドクター松井クリニック院長就任 |