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毛周期とは?ムダ毛の基礎知識をおさえて適切な回数と頻度で脱毛を

まずは「毛周期」についてしっかり理解しよう

毛の生まれかわる周期を毛周期といいます。毛周期は成長期、退行期、休止期の3つの時期から成り立っています。

 

成長期

毛穴の中で形成された毛母細胞が活動を開始し、毛を成長させる期間です。毛乳頭からの栄養を盛んに吸収し、メラニン色素が多く作られます。この成長期にレーザー脱毛を受けると効果的です。

 

退行期

成長期が終わると毛母細胞の活動が低下し、毛根が退縮していきます。この退行期に毛は毛母細胞から離れはじめ、抜け落ちる準備に入っていくのです。

 

休止期

毛は毛母細胞を離れて完全に抜け落ち、次の毛を作るために毛母細胞は活動を休止している期間です。

全身の毛はこれらの時期のいずれかに入っており、すべての毛が同じ周期というわけではありません。80%ほどの毛が退行期あるいは休止期にあたっていて、成長期の毛はおよそ15~20%くらいとされています。年齢を重ねると徐々にムダ毛は細くなったり減ったりします。ご高齢の方で脱毛をしているケースがほとんどないのは、このためです。

 

毛周期

 

 

医療レーザー脱毛の後、毛周期はどうなるの?

脱毛で照射するレーザーは成長期の毛根に多く含まれるメラニン色素へ反応するため、成長期にある毛根は焼かれてしまいます。ところが同じ部位の中には成長期の毛根だけでなく、退行期や休止期にある毛根も存在しています。休止期にある毛根はメラニン色素を含んでいないため、照射による影響を受けません。そのため、休止期にあった毛根細胞が成長期になると、そこから毛が生えます。

脱毛したい部位から毛根をなくすためには、成長期に入る毛根を狙って照射を行う必要があるので、1回の施術だけですべての毛を脱毛することはできないのです。

 

 

毛周期は部位によっても異なる!効率よい施術のための回数や通院の間隔

それでは、脱毛はどれくらいの回数が必要になるのでしょうか。実は各部位によっても、毛の成長のサイクルが違っているのです。たとえば髪の毛は全身の毛の中でも成長サイクルの早い毛で、1日に約0.3~0.4mm成長します。同じ顔の毛の中でも眉毛やまつげは1日に約0.18mm成長し、約2ヵ月で生え変わります。またワキ・ビキニラインといった部位も生え変わりのサイクルが約4ヵ月と早めなのに対して、手や足の毛などは成長期だけで約3ヵ月~半年ほどかかるのです。このように成長期から休止期のサイクルはそれぞれ違っており、さらに毛の量や生えてくる部位、毛の成長のスピードに個人差があります。脱毛したい部位の毛周期をしっかり考慮したうえで、効率よく施術する必要があるのです。

脱毛サロンによって案内は異なりますが、おおよそ6回ほど施術するのが最低の目安として挙げられます。施術の間隔は2ヶ月、お顔の場合は最低1ヶ月ほどが適切でしょう。間隔を短く設定している場合は、毛が十分に生え揃っていないことが多く、効果が得られにくくなりますので、注意が必要です。最低でも脱毛開始から終了まで1年間の期間は必要になると考えておくべきでしょう。

 

医療レーザー脱毛 頻度・回数

 

 

脱毛後にこまめなケアが必要な理由。効果と持続性を保つために

医療レーザー脱毛の効果は人によって違いがありますが、基本的には永続的なもので、一生毛が再生しないようになっています。光の照射によって毛根を焼き切るので、再生することはないのです。施術を受けた直後は、レーザーの照射によってお肌が軽い炎症状態となりほてりが生じますが、大抵は2~3時間ほどで治まります。腫れや痛みはほとんどなく、軽く日焼けした程度のごくごく軽いほてりです。施術直後にはメイクも可能ですが、あまりお肌に負担をかけないように、薄化粧にしていただいた方が無難です。また、当日シャワーを浴びることが出来ますが、熱めのシャワーだと敏感になったお肌にダメージを与えてしまうため、湯温はぬるめに設定して下さい。シャワーを浴びるのは問題ありませんが、体温が上がることを避けるため施術当日の入浴は控え、サウナ、飲酒、運動など体温が上昇する行為は控えるようにして下さい。ボディソープを使用しても構いませんが、タオルでお肌をゴシゴシこすらずに手でそっと洗うか、絹タオルなどの柔らかいタオルなら使用しても問題ありません。ナイロンタオルは敏感なお肌を傷つけてしまうため、レーザー脱毛を受けた数日は使用しない方が良いです。紫外線もお肌にダメージを与えてしまいますので、外出する際は日焼け止めを塗るなど肌が隠れる衣服を選びましょう。

脱毛後はお肌が敏感な状態となっているため、まめにケアを行うことが必須です。脱毛後は保湿が必要ですので、赤みがあるうちは無料でお渡ししている軟膏を塗って頂き、その後は保湿用ローションでお肌に水分を与えて下さい。施術当日だけでなく、施術を受けた日から最低でも1週間はきちんとケアするようにしましょう。

 

 

絶対にNG!ムダ毛の自己処理がトラブルを招くケース

新たに生えてきた毛を自己処理する人もいるかもしれませんが、毛抜きでの脱毛は避けましょう。毛抜きは気になる部分のムダ毛を簡単に抜くことができますが、痛みも強く肌に大きなダメージを与えます。その上、毛抜きでの脱毛は埋没毛の原因になりやすいのです。また、毛根から毛を抜いてしまうと医療脱毛の仕組み上効果が得られにくくなりますし、毛周期がずれてしまいあとから部分的に毛が生えてきてしまったなんてこともあるかもしれません。さらに、埋没毛になると、毛が皮膚の下で丸まったり、毛穴が黒ずみブツブツになったりしてしまいます。悪化すると塞がった毛穴の下で細菌感染を起こし、毛嚢炎を引き起こすこともあります。毛嚢炎によって傷ついた皮膚が紫外線を浴びると、色素沈着してシミの原因になってしまいます。さらに毛穴が傷つくと、外部からのダメージだと認識されて以前よりも毛が太くなってしまうこともあるのです。

医療レーザー脱毛を受けている間であったとしても、毛抜きで毛を抜いてしまっては、脱毛の効果を得にくくなってしまいます。もし新しく生えた毛が気になる場合は、肌への負担が少ない電気シェーバーがおすすめです。

 

 

脱毛の施術後に汗かきになる?そう感じる理由

脱毛後に汗かきになったという話をよく耳にしますが、医学的な観点からお答えすると、そのようなことはありません。汗線に何かを行うわけではないので、体質が変わるということもありません。では、なぜ汗をかくようになったと感じるのでしょうか?
かいた汗は肌をつたって流れます。脱毛後には、その汗が流れるスピードが早くなります。これは脱毛を行うことによって、毛穴がきれいになっているので、引っ掛かりがなくなっているためです。こうして汗の流れるスピードが早くなったことで、汗が多くなったように感じるのです。
汗を多く感じられると、それだけ早く汗の対策ができるようになります。早めに拭き取ったり、体温調節を行ったりすることで、体のニオイを抑えられます。脱毛によってニオイまで抑えられるとは、まさに一石二鳥ですね。

 

 

正しい知識と信頼できるクリニックの医療レーザー脱毛で美肌を手に入れよう!

毛周期についてよく理解していれば、脱毛のペースにも納得して施術を続けられます。施術後は肌が敏感になっているということを意識し、刺激を与えないよういつも以上に注意しましょう。新しく生えた毛を処理するときも、肌への負担が少ない方法を選んでください。脱毛に関する正しい知識を身につけておけば、焦ることなく美肌への道を進むことができますよ。

とはいえ、トラブルが全くないとも限りません。クリニックによっては残念ながらトラブルと真剣に向き合ってくれないところもあります。施術後にしっかりと相談に乗ってくれ、アフターケアを施してくれるところを選ぶようにしましょう。安心できるクリニックの目安としては、ホームページにきちんと料金が載っているか、レーザー脱毛に関するQ&Aが書いてあったりするか、などが挙げられます。これらをひとつの基準として、自分に合ったクリニックを探しましょう。

 

 

 

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記事監修医師プロフィール

ドクター松井クリニック院長

松井彰一郎まついしょういちろう

2000年 山梨医科大学医学部卒業
国立国際医療センター形成外科勤務
2003年 ユーロクリニーク入局
2006年 湘南美容外科クリニック大宮院(さいたま)院長就任
2011年 ドクター松井クリニック院長就任

10,000件以上の施術経験を活かし、「すべての患者様に安心して任せたいと実感していただけること」をモットーに日々施術しております。

当院の医療脱毛は、最新鋭の最新鋭のレーザー機器ライトシェアデュエットを使用し、患者様に応じて最適な照射方法や対応を日々、追及しています。

患者様のお悩みや要望に応じて、脱毛レーザー機器の出力や照射の仕方など的確に使い分け、脱毛の効果を極限まで高める努力をしています。
アトピーやニキビ、ケロイド、てんかんなど他院で脱毛を断られた方も、当院では多くの施術経験がありますので、お気軽にご相談ください。

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