医療用のレーザーも光脱毛も白髪には効果がありません。
どうしてだろう?
脱毛のレーザーは熱を発生させることで毛を作っている部分を壊しています。
でも熱を出している機械ではありません。
この光線は黒いものに反応して、その反応で熱を出しているのです。
そう、「毛が黒いから熱が出て脱毛ができる!」
「黒いものに反応して熱を出している」とは?
黒いものに吸収されて熱を出す、そういった性質を持つ光線。
それが脱毛に使われている光線です。
これはエステの機械でもクリニックにある機械でも同じ。
毛ではなく、黒いものに反応しているのです。
例えば日焼けしてる部分に行うと、へたすると火傷してしまう・・・
こんな風な事実があるのは黒いものに反応しているからです。
(黒いところは避けることになります)
じゃあ白髪は反応しないのは・・
そうです。
毛でも白いので反応しなくて熱が全く出ません。
白髪はメラニン色素の無い毛。
レーザーを強くしようが、関係なし。
白なので脱毛できない。
もうこれにつきます。
じゃあ「白髪にも効く」と書いてるところは??
エステやクリニックでそう書いている施設も時々見かけます。
わかりやすく、そういったところはダメです。
機器を販売している会社の説明をうのみにしているのか・・
適当に書いているのかどっちかです。
いわゆる蓄熱式、と呼ばれるタイプの機械は
白髪に効く、というふれこみの時代がありました。
(今でも書いているところもありますね)
結局は蓄熱式の光線も黒いものに反応して熱が出ている。
特別な仕組みではない。
アプローチが違うように見えて、そんなに変わらないです。
白髪には効果がありません。
ここはポイント。
では白髪はどうすれば??
針脱毛は一つの回答と言えます。
でも針脱毛を痛みや時間の観点で嫌がる人が多いのも確か。
なかなか難しいですね・・
まだ実用化されていないのですが
IPL(フォトフェイシャルに代表されるような光)をあてることで
白髪を脱毛する方法があります。
特殊な光反応を増幅させる色素を塗ったうえで光をあてて
活性酸素を発生させることで毛を作る部分を壊す、というものです。
実は僕もこの色素を取り寄せました。
自分の白髪、ひげの部分に色素を塗り、光線を照射してみようと思ったのです。
・・・
でもこの色素の色がかなりピンクで、しかもなかなか落ちにくい。
ジェルに混ぜて試していたら、指がめちゃくちゃピンクに。
で、しばらくそのままの色・・・
顔なのでびびってしまい、いまだ試していません・・・
そろそろ意を決して自分の体を用いて実験してみようと思います!
ドクター松井クリニック院長
松井彰一郎まついしょういちろう
2000年 | 山梨医科大学医学部卒業 国立国際医療センター形成外科勤務 |
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2003年 | ユーロクリニーク入局 |
2006年 | 湘南美容外科クリニック大宮院(さいたま)院長就任 |
2011年 | ドクター松井クリニック院長就任 |