時に見つけて何とも言えない切ない気持ちにさせられる、それが埋れ毛!
埋没毛(まいぼつもう)、迷入毛(めいにゅうもう)などといろいろな呼ばれ方をされています。
埋れ毛にはたくさんの原因が挙げられます。
でも一番は皮膚を傷つけてしまっているケース。
剃るときに強引に行っている人に起こったり。
剃って傷ついてかさぶたができるときは危ないです。
そして、なんといっても「抜いている場合」が埋れ毛を生み出す代表例です。
「抜くときに肌を傷つけている!」
抜く行為が良くないのにもいろいろ理由がありますが、埋れ毛に限って考えてみると……
途中で切れてしまって、いきなり埋れ毛を作っているパターンもあります。
そしてなによりも抜く行為は肌にダメージを負わせたり、傷つけてしまったり。
剃って傷つけてしまった時と同様、毛穴の表面がふさがって埋れ毛を生み出す結果につながってしまうのです。
雑菌が入りやすくなったり、黒ずみやすくなったりももちろん考えられますし、毛を抜く行為はかなりリスクを伴う、と言わざるを得ません。
ワックスや家庭用の抜くタイプの脱毛器はあまりお勧めできないのはこのあたりが理由です。
人によっては除毛クリームでも肌にダメージを受けてしまうので、同様にリスクがあります。
「どうやって防いでいくべきか?」
毛を抜くことは我慢できたとしても、剃るのはさすがに行わざるをえないかと。
電気シェーバーなどを用いて剃毛を無理に強くガシガシと行わないのも一つですが、あとは普段からの保湿も大事。
乾燥肌はダメージになりやすい、というのは明らかだからです。
あとは正直、脱毛の施術を行って、毛を減らして剃る機会を減らしていく、そもそも毛がないところは埋れ毛ができない、という状況を作り出していくことが一番ではないかと。
これに勝る対策は正直ない、と僕は言い切れます。
そもそもレーザーで脱毛する際は毛を抜いていない状態で行うことが必要なので(剃るのは全く問題なくOK)抜く習慣がある人も、抜く行為をしなくなるはず。
この辺は一石二鳥?
「そうは言っても埋れ毛になってしまった場合には? ~当院のとりくみ」
脱毛するって言ったってすぐには終わらないし、そもそも剃ってから脱毛の施術を行うわけで……
脱毛の施術期間中に埋れ毛になってしまった、なんてことも考えられます。
埋れ毛に対してそのままレーザーを照射しても効果が非常に薄い、もっと言えば効果が出なくてもおかしくはない。
ひと手間かける必要があります。
当院の場合、マイクロ鑷子(せっし)という非常に繊細な先端を持つ医療器材を用います。
通常、かなり細かな手術等に使われるこの器具で、皮膚の下から埋れ毛を丁寧に露出させたうえでレーザー照射を行っています。
労力は必要になりますが、「結果が出る」ということは我々の喜びでもあるし、職業・労働に対するプライドの部分でもあります。
そしてなによりも患者様の喜び、満足につながるはず。
同じ1回の施術でもよりよい効果が生まれることとはそういうこと。
ちょっとの毛かもしれません。
ほんの一部にすぎないのかもしれなくても、こだわっていくことは大事な大事な、いろいろな意味を持つ「ほんの一部」です。
脱毛を行っていない方の場合は、皮膚科で診てもらうという手段がもちろんあります。
あと家庭でできることとしては、スクラブを用いたり、ピーリング効果のあるクリーム等を用いることで角質を柔らかくすることを地道に続けていくのも一つです。
とはいえ痛みや熱を伴ったりした場合は、感染を起こしている可能性が非常に高いので、はやめに通院すべきです。
「最後に」
こう改めて書いていくと、普段から肌を良い状態に保つことはなんにせよ重要だ、ということがわかります。
脱毛を行って毛を減らしていけば、剃るダメージを明らかに軽減できるので非常に有利です。
その際にも医療系脱毛だと万が一の際にも診察や対処が可能なので安心……というよく書いてありがちな言葉がまさに真実と言えますね。
こと「埋れ毛」という見過ごされがちな側面に対しても当院の姿勢が表れているのを感じ取っていただければ幸いです。
ドクター松井クリニック院長
松井彰一郎まついしょういちろう
2000年 | 山梨医科大学医学部卒業 国立国際医療センター形成外科勤務 |
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2003年 | ユーロクリニーク入局 |
2006年 | 湘南美容外科クリニック大宮院(さいたま)院長就任 |
2011年 | ドクター松井クリニック院長就任 |