「ケロイドがあるからヒゲ脱毛はできないだろう」とお考えの男性がいらっしゃるかもしれません。
現在ケロイドがあったり、ケロイド体質の方の場合は、脱毛には慎重になる必要があり、お肌の状態によってはレーザー照射の施術を受けることができないこともあります。
しかし「ケロイド体質」である方は案外少なく、本当にケロイドがある方、ケロイド体質の方は、当院にご相談に来られる方の約10%ほどなのです。
他の約90%の患者様は、「ケロイドができた、またはケロイド体質である、と思いこんでいたが、ただケロイドや瘢痕ができてしまっているだけで特別できやすい体質ではない」といった診察結果となっています。
ケロイドの見分け方やケロイド体質の診断は、医師でも難しいことがあります。
「自分はケロイド体質だから脱毛できない」と自己判断せずに、ぜひ一度、ドクター松井クリニックにご相談ください。
ドクター松井クリニックは医療脱毛専門の美容クリニックで、これまでに皮膚疾患や肌トラブルでお悩みの方々を多く担当してきており、皆様にご満足いただいております。
脱毛部位にケロイドがある方やケロイド体質の方でも、多くの脱毛症例を重ねてきた技術力によって医療脱毛が可能な場合もあります。この記事を最後までお読みいただき、お気軽にご相談ください。
目次
ケロイドがあっても男性のひげ脱毛はできるのか
ケロイドがある箇所のレーザー脱毛や、ケロイド体質の方の施術は、皮膚トラブルのリスクが高く、断ってしまうクリニックが多いのも現状です。
また、男性の「ヒゲ」は太く濃い毛が密集している部位であり、なおかつ平面ではないので均等にレーザーを当てるのが難しい部位でもあります。
ケロイド皮膚の構造を正しく理解することはもちろん、医療レーザー脱毛機を正しく操作する技術力が必要となります。
ドクター松井クリニックでは、ケロイドがある方のヒゲ脱毛についても、多くの患者様を施術し、満足度の高い結果を提供させていただいております。
ケロイド体質とは?
怪我やヤケドによって皮膚が傷つくと、治癒の過程で線維芽細胞という結合組織の細胞が活発になります。
この線維芽細胞が増えすぎると、皮膚が赤く盛り上がることがあります。
この皮膚の盛り上がりを「ケロイド」と呼びます。また、些細な傷でもケロイドができてしまう体質の方を「ケロイド体質」と称します。
ケロイドに似た状態の「瘢痕」もあります。瘢痕は傷ができてからしばらくの間、赤く腫れ上がることがあり、痛みやかゆみを伴うこともありますが、数ヶ月を経ると赤みや腫れは徐々に改善します。
一方、ケロイドは瘢痕よりも痛みやかゆみが強く、傷の部位を中心に線維芽細胞が増殖します。そのため、傷がない範囲にまで皮膚が赤く盛り上がり、徐々に大きくなることがあります。
ケロイドがある方が脱毛を断られる理由
ケロイドがある方や、ケロイド体質の方が多くのエステサロンや美容クリニックで脱毛が受けられない理由について解説いたします。
新たにケロイドを形成するリスクがある
ケロイドが形成しやすい体質の方は、他の方にとっては影響の少ないレーザーの照射でも、過剰に反応してしまうことがあります。
軽度のヤケドや炎症により線維芽細胞が活発化し、新たにケロイドが形成されるリスクがございます。しかし、それ故にレーザーの出力を低くしすぎると、脱毛の効果が得られなくなります。
レーザーの出力パワーの調整は高い技術力を必要とします。そして、万が一、脱毛の施術によって新たなケロイドが形成されてしまうと、それは大きな問題となります。
それが脱毛を断る大きな理由の一つです。
色素沈着が生じるリスクがある
また ケロイド体質の方は、ケロイドの形成はないものの、色素沈着という副作用が起きやすい傾向があります。
レーザーの刺激に皮膚が過剰反応し、肌の防御機能が作動してメラニン色素が増加します。
この結果、ケロイドは形成されませんが、あざのように肌の色が変わってしまう可能性があるのです。
ドクター松井クリニックのケロイドを持つ男性へのヒゲ脱毛手順
ドクター松井が行っている、ケロイドがある方向けのヒゲ脱毛手法について詳しくご説明します。
顔は服で隠すことができない、さらされている部位なので、皮膚トラブルを防ぐために特に慎重に施術を進める必要があります。
ケロイドを避けてレーザーを照射する、あるいは、出力を調整してケロイドにレーザーを照射する、これらのどちらかが主な施術手法となります。
契約前に医師による診察・皮膚状態の確認
ドクター松井クリニックでは、全ての患者様に対して、医師とカウンセラーによるダブルカウンセリングを行っております。
契約前の相談時に、松井院長が皮膚の状態を診察し、これまでの病歴やアレルギー歴、ケロイドや皮膚疾患についてお伺いします。
男性のヒゲは、毛の量、範囲、毛質といった個人差が大きな部位となります。
スベスベな状態を目指すか、部分的に形を整えるか、というデザインのご希望により、レーザーの照射パワーや必要な施術回数が異なります。
ケロイドの位置や大きさ、赤みの程度もしっかりと診察させていただき、安全かつ効果的な脱毛を提案します。
症状によっては、ケロイドの治療を先に行い、その後でヒゲ脱毛をすることで理想的な状態に近づく可能性もあります。
様々な方法や可能性の中から、安全性が高く、患者様のご希望に沿う提案をさせていただきます。
また、カウンセリングと医師の診察はどなたでも無料で受けられます。
ヒゲ脱毛や医療脱毛に関する疑問や懸念事項は、何でもお問い合わせください。
ケロイド部位を避けてレーザーを照射する高度な技術
ヒゲ脱毛の部位に赤く盛り上がったケロイドがある場合、ケロイドを避けて医療レーザーを照射します。
ケロイド以外の部分には通常通りレーザーを照射することが可能なので、ヒゲ脱毛の効果を得ることができます。
当クリニックでは、全ての脱毛機を熱破壊式のライトシェアデュエットに統一しています。
ライトシェアデュエットには大小2種類の照射口(ハンドピース)があり、部位によって使い分けます。男性のヒゲ脱毛など細かく平面の少ない部位には、9mm×9mmの小さな照射口を使用sることも可能です。。
ケロイドがある箇所を避ける必要がある場合でも、小さな照射口を使用して限りなくケロイドに近い範囲を照射し、他の部位には通常通りレーザーを当てることが可能です。
ケロイド部位へのレーザー照射を可能にする微細な調整技術
ケロイドの赤みや炎症がそれほどひどくない場合、レーザーの出力を調整してケロイド部位にも照射することが可能です。
レーザーの出力調整や、ケロイドを避けて照射するか、もしくは直接照射するかの判断は、経験豊富な施術者の技術が要求されます。
ライトシェアデュエットは、他の脱毛機よりも出力を微細に調整できる特徴があります。
ケロイド部位を照射する際には、皮膚トラブルを引き起こさないように出力を調整します。
しかし、出力を過度に弱めると脱毛効果が得られませんので、そのバランスをとるには高度な技術力が求められます。
ライトシェアデュエットはこのような微細な調整に適しており、施術スタッフである看護師は常に医師からの指導を受けているため、当クリニックでは高い技術を提供できます。
ケロイド体質や皮膚疾患の方は、ぜひドクター松井クリニックにご相談ください
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
専門的な用語が多く難しい内容かもしれませんが、医療脱毛を検討中で、ご自身の肌の状態に不安がある方は、どうぞドクター松井クリニックにご相談ください。
初めての方でも、肌の状態を確認したり、病歴をお聞きしたりすることから始められます。
どんな質問や悩みも、お気軽にドクター松井クリニックにご相談ください。
ドクター松井クリニック院長
松井彰一郎まついしょういちろう
2000年 | 山梨医科大学医学部卒業 国立国際医療センター形成外科勤務 |
---|---|
2003年 | ユーロクリニーク入局 |
2006年 | 湘南美容外科クリニック大宮院(さいたま)院長就任 |
2011年 | ドクター松井クリニック院長就任 |