新宿ドクター松井クリニック 松井です。
今回は「ケロイド体質」についての記事。
医療レーザー脱毛との関わり合いについて考察していきましょう。
ケロイド体質で脱毛を断れた方は「ケロイド体質で脱毛を断られた方必見!効果的な脱毛法を医師が解説!」をご覧ください。
ケロイド体質って??
一般的に、手術やケガで負った傷がきれいに治っていない、赤く盛り上がったり、目立って残っているものをケロイドと呼びます。
肌の色と同じかちょっと白っぽくなって多少の跡くらいのものは肥厚性瘢痕(ひこうせいはんこん)と言って区別したりします。
ケロイドは肥厚性瘢痕とくらべ、見た目の差だけでなく、痛みやかゆみを伴うことも多々です。
傷を負うたびにケロイドになってしまう人を「ケロイド体質」を持つ人と考えるわけです。
自分はケロイド体質?
YES or NO ???
手術のキズが残っている人でケロイドの体質だといわれていたり、怪我の跡が残りやすくて自分で思っている人がいたり、世の中に「ケロイド体質」というひとは結構います。
ただ、必ずしもケロイド体質ではなかったり、非常に軽度だったりというケースも多いです。
もしくは本当に重度な方もいらっしゃいます。
当院では「ケロイド体質」と自己申告してきた方々でも医療脱毛を受けている方が多数いらっしゃいます。
そう思い込んでいる人、というパターンは実際多いので、問題なく脱毛を行っている人もいるし、ケロイドの程度が軽度なので場所を区切って、脱毛レーザーの照射をうまく行っている方もいるのです。
ひじ、ひざ、肩、胸(胸骨の上)などの突っ張りやすい部分中心にケロイドがある程度残っている方で、腕、足、ワキあたりの範囲で、ケロイドを避けつつ行っている人もいます。
突っ張る部分、(張力がかかる部分)だけがどうしても跡が残りやすい人のパターンです。
帝王切開などなど腹部の手術の跡が残っている人でも瘢痕化、ケロイド化している傷跡は避け、その他の全身を問題なくレーザー照射行っている方もいらっしゃいます。
手術痕だけであれば“ケロイド体質とは言えない”、そういったパターンですね。
あとは切った後、手術した跡が薄い線として残っていたり、ちょっとした色素沈着だけの場合は
ケロイド体質とはみなさず普通に考えていくのがよいかと思います。
上記したようにいろいろなケースがありますが、ケロイド体質、と思い込んでいる人の中にはケロイド体質とは言えないが「肌が弱い」方も多く、この場合、脱毛の際にやけどになったりすると、他の人よりも色素沈着が残りやすかったりする可能性は十分に考えられるので
そういった意味で注意深くレーザーの照射を行っていくことが必要、と考えます。
レーザー脱毛の副作用としてやけどはありそうな印象かもしれないですが、しっかりとした考えのもとに施術をしていけば、実際には非常に少ないものです。
いろいろと書いてきましたが困難に感じるのは手や足を含め至るところに蚊に刺された跡やちょっとした怪我がどこもかしこも太く盛り上がって、まさにケロイド、という赤いブロックのようになっている方です。
狭い意味合いで言うとまさに「ケロイド体質」というパターンです。
こういったケースは重度、と考えられるので照射範囲をごく限定したり、避ける部分が多くなりすぎるため照射を断ったりするケースも想定できます。
ただここまでの重度の方はパーセンテージとしても、非常に少ないのが事実です。
たいていの人は違います。
でも自分で重度、と思っている方や「ケロイド体質」と思い続けている方はある一定以上常にいらっしゃるので皮膚のことで心配は強いのだが脱毛はしたい、という場合はまずは診察を含めてのカウンセリングを受けられて、どんなことが自分は可能なのかを見極めていくのが良いかと思います。
当院にもそういった形で来院して、夢を実現している方がいっぱいいらっしゃるのです!
~まとめ~
ケロイド様の傷跡があったとしてもケロイド体質だ、とは限りません。
医療レーザー脱毛が可能かどうかはカウンセリング時に医師と共に考えていくのが良い、と考えます。
自分で「ケロイド体質」と決めつけ、あきらめている人はきっと多いです。
あなたはどうでしょうか?
ひとりで考えずに、うまくクリニックのカウンセリングを利用していきましょう。
ドクター松井クリニック院長
松井彰一郎まついしょういちろう
2000年 | 山梨医科大学医学部卒業 国立国際医療センター形成外科勤務 |
---|---|
2003年 | ユーロクリニーク入局 |
2006年 | 湘南美容外科クリニック大宮院(さいたま)院長就任 |
2011年 | ドクター松井クリニック院長就任 |
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