日光を浴びると発疹が出る、という体質の人がいらっしゃいます。
症状が非常に軽く、多少赤い小さな点々が出てすぐひいてしまい、日焼けによる状態と区別しにくい人もいます。
でも中には症状が重い人もいるので要注意。
明らかに強い症状が出る場合は、病態を把握するため原因を検査することをお勧めします。
この光線過敏という状態になってしまう病気にはいろいろ種類がありますが、紫外線が要因になっているものが多いです。
UVA UVB といった紫外線を浴びたときに症状が出現する、というものです。
比較的割合の多い病気の中に日光蕁麻疹というものがありますが、この場合は可視光線が要因になっています。
ちなみに赤外線が要因になる光線過敏症は本当にまれです。
通常 脱毛に使うレーザーの出す光線は可視光線、赤外線 です。
当院で使用する脱毛レーザー機の出す光線は波長800nmのもので、近赤外線です。
この波長は、光って見える可視光線と赤外線のちょうど境目くらいの波長です。
だから、光線過敏症の方だとしても当院のレーザーで症状が出ることは可能性として非常に低い、といえます。
もしも日光蕁麻疹の診断を受けていて心配だ、という人であっても問題はまずないですが、テスト照射を行うことでチェックしていくという手もあります。
また、全く違う話にはなりますが、自己申告では「日光アレルギーだ」という触れ込みの人もいらっしゃいます。
ただ、その中にきちんと診断を受けている人は多くないです。
日に焼けたときに肌がぽつぽつした経験があるという人ですが、アレルギーではない人がほとんどです。
とはいえ、光線に対するアレルギーをもっていなくても、肌が弱い可能性はあるので注意は確かに必要です。
弱いから日焼けしたときに荒れてしまった、というパターンですね。
通常通り行いつつ、施術後の注意事項をしっかり守っていくことが大事ですね。