近年は新しいアトピー性皮膚炎治療薬の承認が相次ぎました。
アトピー性皮膚炎を治療しつつ医療脱毛を行っている患者様は当院にもたくさんいらっしゃいます。
その中には新しい薬を使い始めた人も出てきています。
「新しい薬を使用しながらレーザー照射するのは大丈夫なの?」
など気になっている人もいるかと思います。
今回はアトピーの薬についてと脱毛との関係について記載します。
なお、ドクター松井クリニックではアトピーが理由で脱毛を他院で断られた方でも脱毛が可能なケースが多いため、ぜひ無料カウンセリングで相談してください。
デュピクセント
近年承認され、使われるようになったのは生物学的製剤と呼ばれる薬剤です。
さきがけは2018年に承認された抗体製剤の注射薬のデュピクセントです。
炎症性サイトカインのはたらきを邪魔することで皮膚の炎症の発症・増悪を抑えるものです。
デュピクセントは光過敏などの問題もなく、脱毛レーザーとの併用は問題ありません。
コレクチム軟膏オルミエントリンヴォック
さらにごく最近承認されたのはこれらも生物学的製剤。
外用薬のコレクチム軟膏、内服薬のオルミエントやリンヴォックといったヤヌスキナーゼ阻害薬(JAK阻害薬)です。
炎症の信号を伝える経路の1種でJAK-STAT(ジャック・スタット)経路をブロックして、かゆみの信号を抑えます。
これらの薬についても脱毛レーザーとの併用は問題ありません。
あとは脱毛したい部分、レーザーを照射する肌の方に問題がないかどうか、そこがポイントになってきます。
炎症が強く荒れている部分は照射を避けることが必要です。
肌を状態をより良いものにもっていって安全にレーザー照射を行うためにも的確なアトピー治療は重要ですね。
従来からの薬剤について
各種ステロイド(内服、外用薬)やプロトピック(タクロリムス)軟膏
内服薬のネオラール(シクロスポリン)
等々、従来から使われている薬はレーザー脱毛との併用にもちろん問題はありません。
あとは抗ヒスタミン薬ですが、ザイザル(レボセチリジン)やアレグラ(フェキソフェナジン)などよく出されるものは問題ありません。
ただゼスラン(ニポラジン・メキタジン)は非常に少数ながら副作用として薬剤性光線過敏症が見受けられています。
薬剤性光線過敏症の原因となる光線波長は紫外線(UVA)がほとんどです。
可視光線、近赤外線といった脱毛用のレーザー光線の波長が原因になることはまずないですが、照射後になにか皮膚症状が出た場合はすぐに診察をうけることが必要でしょう。
より詳しくは、医療脱毛専門のドクター松井クリニックにぜひご相談ください。
ドクター松井クリニック院長
松井彰一郎まついしょういちろう
2000年 | 山梨医科大学医学部卒業 国立国際医療センター形成外科勤務 |
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2003年 | ユーロクリニーク入局 |
2006年 | 湘南美容外科クリニック大宮院(さいたま)院長就任 |
2011年 | ドクター松井クリニック院長就任 |
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