今日は「笑気」というガスを用いた麻酔について書きます。
僕は通常、麻酔の注射をする際にこのガスを用いています。
うまく使うと、結構痛みが抑えられます。
鼻から吸うと、次第にぼーっとしてきて、酔ったときのようになって痛みが少なくなるのです。
ただ、あくまでこの麻酔は補助。
注射の話も以前に書きましたが、そういった注射の痛みをそもそも少なくすることに全力を注ぐのがメインです。
注射についてはいろいろ書いているので痛みについてのカテゴリーで見てみてくださいね。
痛みについてのカテゴリーまとめこちらから
痛みの少ない注射は、腫れの少なさにも関与しています。
注射がものすごく痛いケースの一番の原因は乱暴・雑であることです。
そして、乱暴な手術は必ず大きな腫れにつながってしまいます。
話戻って・・・
笑気でだいたいの人は痛みが半減以下になると思いますが
中には全く無痛になる人もいます。寝てしまう、と言う人はごくまれ。
ただ逆に、一部に効きにくい人もいます。
効きにくい人もいるからこそ、そもそもの注射の痛みを減らす努力も重要!になりますね。
また笑気を吸ったあとに気分が悪い、ふらふらする、という人も少数ながらいます。
そういった場合は無理せず、申し出ていただければ大丈夫ですよ。
ぼやっとしたのを取るために酸素を吸いながら少し休めば、治っていきます。