医療レーザー脱毛後、日焼けしないほうがいいですか？

医療レーザー脱毛を始めたら、施術を受ける前後はもちろんのこと、期間中の日焼け防止にも注意して下さい。
脱毛期間中は、皮膚の保湿を心がけ、顔など紫外線が直接肌にあたるような部分には日焼け止めクリームを使用します。
皮膚組織には、毛にも含まれているメラニンがあり、紫外線から肌を守る働きをしています。
このメラニンは、日焼けをすると大量に生成されて肌を守ろうとします。
これが日焼けのメカニズムです。
大量に作り出されたメラニンは、肌のターンオーバーと供に、角質化しやがて垢となって剥がれ落ちて行きます。
しかし、この間に肌のターンオーバーを妨げるような刺激が加わることで、肌のターンオーバーが上手く行かなくなり皮膚内に溜まってしまったメラニンは、炎症性色素沈着を引き起こします。
医療レーザー脱毛は、高出力の光を肌に照射するため、肌に負担がかかります。
日焼けをした状態でレーザー脱毛を受ければ、色素沈着だけでなくヤケドを起こすリスクも高くなります。
炎症性色素沈着は、基本的に自然治癒します。
早い人なら数ヶ月で治癒しますが、3～4年と長くかかることもあります。
加齢と供に治癒には時間が必要になります。
当院では、肌に負担がかからないよう相談をしながら脱毛のスケジュールを立てています。
脱毛を始めたら、早く終了したいあまりに焦ってスケジュールを詰めたくなりますが、旅行などの予定があれば、スタッフと相談しながら、施術のスケジュールを調整し、スキンケアについても指示を守って脱毛を進めていけば、脱毛終了後の肌の状態もとても良くなります。