薬の種類によっては、脱毛を見合わせることもあります。
当院では、カウンセリング時に薬の服用をされているかお尋ねするようにしています。
現在、薬の服用と脱毛についての明確な基準はなく、それぞれのクリニックやエステサロンで相談して施術が可能かどうかを決めています。
薬の中には、光に過敏に反応して、皮膚炎を起こすと考えられているものがあります。
風邪薬やテトラサイクリン系抗生剤、キノロン系抗菌薬、抗がん剤、抗ヒスタミン剤、抗不安薬、三環系抗鬱剤などがそれに該当しますが、これらの薬を服用中は、肌が外からの光に対してデリケートになっているので、まれに皮膚が赤くなるといった炎症をおこす可能性があります。
但し、炎症が起こりうるのは紫外線の光なので、医療レーザー脱毛のような赤外線の光では、反応は起こりにくいとも考えられています。
薬を服用しながらの脱毛については、必ず医師に相談するようにして下さい。
薬以外に脱毛の施術が受けられないのは、この他に日焼けをしている人、肌荒れが酷い人、光アレルギーを持っている人、妊娠中か授乳中の人です。
また生理中でも、部位によっては施術をおことわりすることもあります。
皮膚にアザ、シミ、ホクロがある場合、タトゥーの上には、レーザーを照射することは出来ません。
そして、脱毛前の毛の処理で毛抜きを使っていると、レーザーの光が反応出来なくなり、発毛組織を破壊することが出来なくなります。
脱毛は、施術中も家でのセルフケアについてもカウンセリングで説明を十分にしてもらって計画的に進めて行きましょう。