今回は注射へのこだわりを書きます。
「細い針で細かく注射すれば痛みは少ないし、腫れもすくない」
この一言に集約されます。
それだけ?というかもしれませんがそれだけの中にもテクニックがいろいろ隠されています。
あと根気。細かい作業への根気。
細かくやるほうが時間もかかります。
「○○美容外科でやったらものすごく痛かった」
こういうことを言う人の中にはものすごく痛がりの人も含まれているかもしれません。
事実、僕が手術しても「痛かった」という感想の人は中にはいます。
でもそんなレベルではなく...
どんな人が受けてもものすごく痛いやり方、というのは世の中に存在します。
こういった手術の進め方を行っている医師、クリニックの場合は、本当に痛いし、それだけではなくて、想像をはるかに上回るくらいに腫れます。
埋没法、糸で行ったのにめちゃめちゃ腫れている、という感想や写真をネット等でみたことがあるかもしれませんが、それはたいていこういうパターン。
簡単に言えば、雑。
更に言えばスピード重視で自分たちのことしか考えていない=患者さんの気持ちは関係ない。
大ざっぱでばんばん無理やり注射したり、変に速く激しく手術したり
という経過を経て出来上がるのは著しく腫れた目なのです。
本人が納得して受けているならまだいいでしょうが、ほとんどの場合はそこまでとは思っていなくてガックリくるわけです。事前にはいいことばかり言われていたりするから落ち込みは大きい。
精密なテクニックと細かな配慮で、腫れを減らす、という約束を守っていく、それが僕に与えられた“果たさねばならないこと”、でしょう。
注射についてはまた続きます。