似たような感じのふれこみの手術、術者とは一緒にされても困る!
と毒を吐いてみたり。
えらそうなことを言いたいわけじゃないです。
(そう聞こえたらごめんなさい.....)
技術云々はともかく(ともかく、じゃないですけどね)
どう計画して行うか、
あとに影響しないか
責任を持って見続けられるか
etc
「やりっぱなし」
でOKな思想で行っている方々とはやはり一緒にされても困ります。
先日 二重埋没を受けられた患者様。
診察の上で、”埋没でラインをひろげるのはかなり無理がある”という診断。
ただ、話し合った上で、チャレンジの意味も含めて手術をしてみる、という方向を決定しました。
無理をしている、という点で 医師としてNO!と言われてしまうかもしれません。
ただ、この決断に関しては結構いろいろとシビアなことも含めて話し合いました。
話し合った上で 患者様と共に導き出した結論です。
結果で言うと
二重を広くする、という点ではなんとかクリアしていますが
無理をしているため、腫れは多い。
(ちょっと特殊なつけ方をしました)
僕の症例写真等で見てもらう例よりも腫れは多くでていました。
ガチャピンのような腫れ、とまではいかないし極端すぎるものではないけれども
アベレージを上回る腫れなので、患者さんも鏡を見て「腫れてる印象」を持っていました。
(ただし、「腫れる手術」に比べ、方法的に落ち着くのははやいです)
こういった結果も含め
すべて受け止めていきたい。
腫れて多少迷惑はかけてしまったけれど、チャレンジのために僕も工夫を凝らしたので、それについての説明も出来るし、アフターフォローも当然していく。
後ろめたいことのないようにやりたいし、何より満足してもらいたい。
「腫れない二重手術」のブログなのに腫れる話、って変な感じかもしれないけれど
いろいろなパターンがあることも知ってもらいたいし、こういう話を書いてみました。
現実、理想いろいろ絡み合ってうずまくけれど
「気持ち」を持ってやっていきたい。