ひさびさに小技シリーズ。
「糸を結ぶ」について、です。
糸を通した後には当然結ばなくてはいけない。
このときに変な風にむすぶと、目が縛られたような感じになってしまい
(ボンレスハムの様な)
そうすると・・・
極端に腫れが強い、ひいては目がひらかない
かなり時間が経ってからでも、腫れがひかない・形がおかしい
というようになってしまいます。
(こんなときは糸取りをすると速攻で治ります)
これこそ腫れさせるための最重要必須テクニックのひとつともいえますね。
「腫れる手術」のためのテクニック。
ほどけないように強く結ぶのと
ギュッとむりやり結ぶ、というのは違います。
ここはむちゃくちゃ重要です。
あなたのダウンタイムをとてつもなく左右します。
僕は小技・裏技をつかって結んでます。
(まだ完全な解答とはいえない部分もあり、研究中ではあります)
ゆえに術後の変なくぼみも無いです。
目のくぼみについて参考ブログこちらから
ここをわかってなくて無理やりな手術を思いもよらぬスピーディーさでこなし続ける美容外科医師はいまだ多数います。
きちんとした理論に基づいた知識は非常に重要。
知識×経験=実力
です。
間違った理論に基づいたものは0点です。
手術件数をいくらこなしてもゼロ×1万例=ゼロ点です。
難しいのは間違った理論でも信じきってしまうことです。
自分のやっていることが間違ってるのに気づかずに突き進む→被害者続出、みたいな....
これは怖いので、常々客観的に自分の手術を考えられるようにしていたいです。