☆初めての方はこちらを読んでみて下さい☆
二重の手術に際していろいろな方を診察していると、正直結果が出にくい、と予測される患者様もいます。
なので、難しいことだけれども、断らせてもらっていることもあります。
ただ、診察時の予測を超えて異様に元に戻ってしまうという患者様もいます。
今日は、
何度か埋没手術で糸をつけているのですが、どうしても簡単に戻ってしまうという患者様から連絡がありました。
「誤診ではないか?」という訴えです。
これに対しての答え
ここに嘘なしで書きます。
「正直事前に見抜くことは不可能なレベルだった」と言えます。
診察の上で判断し、無理なケース、とは言えないので手術に踏み切っているのです。
もちろん自分の判断がまだまだだった、とも言えますが
言い逃れをするわけではなく、実際相当の経験をつんだ僕でも見抜くのは無理だった、と言えます。
ただ、今までにもこういった患者様がいなかったわけではない。でも年間1000例を超える二重手術をずっとしてきた中でも、通算で何人もいないのです。(無理なラインにつけた場合は別です、元に戻りやすいため。)
金儲けのために手術不適な方を無理に手術に持ち込んでいるのでは?と考える人もいるかもしれません。
これに関しては...
そう思うならやめてほしい!というのが答えです。
上にも書いたとおり、無理、と判断した場合断っています。
断られて悲しい思いをする方もいるかもしれませんが、無理に施術すると、結果としてもっと悲しい思いをするからです。
僕はそれには耐えられないので、こういった判断をしています。
「金儲けだろ、どうせ」みたいにいう人の思っているような考え方で診療は行っていません。
昔むかし、10年ほど前、美容医療に携わるようになってすぐのとき。
1学年上の先輩と一緒に働いていたのですが
世の中で適当な手術をしている結果を見て、その先輩が
「なぜ自分の手術に対してプライドを持って行わないのか?!」
という旨のことを言ったのがすごく心に残っています。
先輩にしたってその時点では駆け出し。でもそういった気持ちをもって診療を行いたい、という思いが伝わってきました。
その言葉は10年経った今でもすごく覚えているし、その後の僕の行動指針にもなっています。
まずそういった部分ありき。
きちんとしたことをやり続けることで
いろいろな声にはこたえていこう、と。
ただし、上記のすぐ元に戻ってしまうのを繰り返した患者様に対して、僕はこんなに一生懸命やってるんだから許してよ~とは言いません。
読むのは不可能に近い、と言ったとしても予測が合わなかったのは事実。
しっかり話し合って、どんな風にしていけばよりよい結果が生まれるか?を探そうと思います。
でたらめやっていれば、いくらでも言い逃れると思います。
でもそうでない限り、そうはいかない。
嘘の無い仕事をきちんと続ける。
愚直ではありますが自分にできることがそれなのです。そして、それだけなのです。
PS こんな感じのことを書くと、”こいつ自分では出来ると思ってるダメ医者なんじゃないの?”という風に思う人もいるかもしれない、そう思われたら嫌だな、とも考えましたが
こういった例もある、嘘なしで書きたい、と思ったのでこの記事を書きました。
あとは日ごろの手術結果や症例写真を持ってして自分を証明していきます。