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腫れない、だとか
直後から自然なライン、だといったことを実現するためのテクニックのひとつに
皮膚をよく観察した上で、同じようなラインにしても糸をつける位置を微妙に変えていく、というものがあります。
観察すると皮膚の上でいろいろなシワの流れ方が見て取れます。
微細な流れ方を自然な方向に任せたり、もしくは細かくずらして支配したり。
こういった観察に基づかずに
不自然なラインを実現しようとするとそれだけでも腫れて見えやすいです。
(ただ、多少の腫れを犠牲にしても強引な方法でラインを出す場合もあります)
皮膚の血管の都合でどうしてもずらす必要もあったりするので
なかなか苦労はしますが
こういった部分でも差が出るので気合いが入ります。
観察プラス経験。
細かい部分は微妙にずらしてつけなおすこともまれにあります。
手間が増えてもそのほうが腫れが少なくなったり、自然になったりするためです。
経験値はいくらつんでも果ては無いです。
ほんの些細な部分かもしれないけれども、こういうのがこだわっていきたい部分です。
こだわっていきたいし、実際その観察は面白い(面白い、なんていうと失礼かもしれませんが)です。
時々「症例写真を見て、仕上がりが自然だったので来ました」
という風に患者様に言われると
この努力が報われた!という感じがしてとても嬉しくなるのです。
むちゃくちゃ大きい差が出るわけではないので
僕の自己満足なのかもしれませんが
少しでも「腫れない」を目指すために重要なわけです。
PS
拍手コメントへの返事です。
>まいさん
僕の場合は埋没法では経過観察のための来院はしてもらっていません。
切開法等の場合は手術後に抜糸のときと、約1~2ヶ月でのチェックをしています。
>eさん
手術おつかれさまでした!
よりなじんでいくので、楽しみにしながら様子を見てくださいね。
>maさん
当日はお気をつけていらしてくださいね!