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糸を使うのが埋没法。
目を開けるときに上方に動く部分に糸をかけてあげて
上に動くときに皮膚側を引っ張るようにしてあげているわけです。
目を開けるときに中が動くと
つられて皮膚側も動く。
そうすると
引っ張られた部分に二重まぶたのラインがでるというのが
埋没法の仕組み。
目を開けるときに動いているのが
瞼板(けんばん)と
上眼瞼挙筋(じょうがんけんきょきん=「きょきん」、とよく呼ばれてるものですね。)です。
そこに糸をつけてあげているのです。(厳密にいうともっと細かな話ですがこういった形で書きます)
そして、皮膚が引っ張られるように、皮膚の下に(眼輪筋、という筋肉です)のところにも糸がかかっているわけです。
じゃあ切開法はどうやってラインをつくっているのでしょうか?
糸が入っていないのにどうして同じようにラインがでるの?
という話ですね。
切開法の場合も同じように
皮膚側が、目をあけたときに動く部分にひっぱられているのです。
そのくっつきの力は、人間の治癒能力、とも言えます。
傷は切れてもくっつきます。
縫ってあげる、なんていうのは、くっつけたい場所同士を引き合わせているということです。
変な風にゆがんだ形に縫ったとしても、くっつきます。
切開法はその性質を利用して
切開した上でその中を操作し
引っ張られるようにくっつけてあげている。
そうすると強い力でくっつくので
埋没ではできない広いラインでも可能なのです。
その代わり、治癒能力でくっついててしまっているので
戻らない、戻せない、という風になってくるわけです。
ただ皮膚を切るだけでなく、上記した動く部分のところまでたどり着くように
余計なものを切除していくことが必要。
適当に切るだけではダメです。
PS
拍手コメントへの返事です。
>-さん
切開法、原理としてはこんな感じです。
傷を縫い合わせて終了となります。
やはり、腫れ、内出血は多くなります。
術後の痛みはじんじんする、というくらいならあるかな?
という感じです。
痛くない、という方もいますよ。
>やまさん
金属アレルギーは問題ないです。
アイプチはできればしないできて下さるのがよいです。