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カウンセリングは説明の場でもあります。
シミュレーションを通して
実際にどんなことが可能なのかを確かめる場でもあります。
たとえば埋没法ではこんなラインができて
切開だとこういうダウンタイムになって
リスクとしてはこういうものがあって
....
などということを確かめ、説明する場です。
でも今後さらに大事にしていきたいのは
「聞く」ということ
どういう風に考え
どういうものをのぞむのか。
医師側が「聞く」ことはあたりまえのはずなのに
どうしてもある意味おろそかになっている。
ここは僕も反省します。
忙しさにかまけて「聞く」ことがちゃんとできていないというもの。
「聞いているつもり」でもいけない。
自分ではわかっている、と思い込むのはよくない。
相手の心は100%なんて絶対わからない。
でも先述したオーダーシートやこういった「聞く」行為をとおして
「聞いているつもり」「わかったつもり」を
なるべく「つもり」じゃないところまでもっていきたい。
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僕は今後この部分を以前とは違うかたちですすめていこうと考えています。
それには時間の余裕が必要。
(時間の余裕が心の余裕にも繋がる!)
そんな場をつくりたい。
そして
「聞いているふり」もしないようにしていきたい。
「聞いているふり」がうまい人はそれだけでもウケはいいでしょう。
共感してもらえた!という喜びを与えることができるから。
でも「ふり」や、さっき書いた「つもり」では結果に繋がらない恐れがある。
だから「ふり」はしないようにします。
(”聞き上手”の要素はカウンセリングには絶対必要ですけどね。)
相手の言葉、要求がわからないときには「わからない」と僕は言っています。
無理な要求の場合には無理、と言えるからいいけれども
伝わらない、というのは難しい。
オーダーシートの力を借り
「聞く」ことをさらにこころがけ
さらに「わからない」部分は素直に示す。
そしてまた話す。
その方針でやっていきます。
あくまでカウンセリングは説明の部分を除いて共同作業です。
話し合う、ことが重要です。
今日もうひとつ書く重要なことは
患者側も「聞く」こと。
説明を聞くのも大事。でもそれだけでなく、話し合うために「聞く」。
医師はナビゲーション役であり、説明役だけれども
共に考えるパートナーでもあるのだから。
お互いに「聞いて」「話す」
当たり前のことをえらそうに書いてる風になってしまって申し訳ないけれども
この当たり前のことをしっかりできる場を作りたいと
ほんとに思っているのです。