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埋没法の場合
細かい施術を行ったときには
よほどの場合で無い限り、まぶたに対し大きなダメージにはなりません。
たとえばボクシングの選手が殴られた後のような腫れ
ああいったぼっこりとした大きな腫れには、ならないわけです。
ただし、おおざっぱな機材を用い、スピード重視なのかどうかわからないですが雑な施術を行えば
結構ああいうダメージに近づけられないことは無いと思います。
だからこそ繊細な施術をこころがけることは非常に大事です。
ダメージはゼロではないけれどもかなり少ない。
それでもなお腫れというのは出てきます。
正確には「腫れて見える」というべきかもしれません。
埋没法で糸をつけるとき
挙筋、と呼ばれるまぶたを開けるための筋肉や
その筋肉によって上に持ち上げられる瞼板、という部分やその付近に糸がつくことになります。
(挙筋、瞼板についてはこちらの記事をどうぞ)
そういった場所に糸をつけた場合
一時的に、体のほうが慣れない、というか
筋肉がびっくりしてしまうというか
すこしだけ目を開ける力が弱くなるのです。
そうするとダメージ自体は少なくても、やや腫れぼったく見えてしまう。
でもすぐに体のほうが慣れてきて、元の開きに戻ります。
(体質的に目の筋肉が明らかに負担を受けそうな場合は、糸をつける位置を工夫して行うこともありますが
通常の二重まぶた手術が難しい場合もあります。)
やはりここでも変なつけ方の手術を行ってしまうと
体質を問わずに
がっつり目が開きにくくなり、しかも治るのに時間がかかる。
それに加えて、こんなときはダメージも非常に大きいことと思います。
これが ”ガチャピン” と俗に言われるような状態です。
ガチャピン状態についての参照記事はこちらから
こういったケースでは
腫れが引くのにたいてい2~3週間かかってしまう。
僕の昔診たケースでは..
他のところで受けて、2ヶ月以上経ってもガチャピン状態、ということで
糸を取り外したという例があります。
(こんなときはほぼ全例で糸を取るとわりとすぐに治ります)
こんなに長いケースはあまりにもまれだとは思いますが
まれなだけに、受けた場所では「気にしすぎ」みたいに相手にしてもらえなかったようです...
*ちなみにこういう長引くケースは時間が経っても、糸をつけたところが妙にくぼんでいます。
だから、どこかで埋没法を受けて、今すごく腫れている!という人も
2週間くらい待ってみる価値は十分ありますし(上記のように極端にながびく場合はまれなため)
どうしてもはやくなおしたい場合は、医師の診察の上での判断が必要ですが、はやめに糸を取るのが良いと思います。
対処はある、ということです。
腫れを減らすことにこだわった方法でも
上記の理由で2~3日はなんとなく腫れている(腫れて見える)というのはありますが
そこはがんばって乗り越えるのがよいでしょう!!
(なるべくこの「腫れて見える」も最小限にしていくようがんばります!)
一時的に筋肉がびっくりしているような上記の状態では
正直、術後ほとんど冷やす必要は無い、と僕は思います。
意味がなくはないので、別な記事を参考にしてみてください。
冷やすことについてのはこちらをクリックして読んでみて下さい
ちなみにダメージが大きいことによる強い腫れのときは、冷やしてあげるのはものすごく有効と考えます。
PS
拍手コメントへの返事です。
>よっこさん
脂肪を取れば目がすっきりするかどうか?
という質問ですが
ケースバイケースです。
脂肪、というより皮が伸びているケースも多いので
その場合は脂肪取りを行ってもあまりすっきりしません。
ただ、脂肪を取ったことにより、はれぼったさが明らかにすっきりする方もいます。
まずは診察してみて、医師とともに考えるのが良いでしょう。
>ありさん
診察の上で、手術が可能、と判断できれば
どなたでも可能です。
>asamiさん
募金非常に尊いですね!
被災地の方々に思いがきっと届きますよ!
モニターの募集に関してはもう少しお待ちくださいね。