出るの？

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手術を行っていくうえでのことをいろいろと書いておりますが...
メールで来た質問。
「手術中は血が出てるんですか？」という質問。
埋没法の場合でいうと
答えは..出ます。
ただ、たとえば鼻血のようにどばどばとは出ない。
ちょん、という穴からの微妙な出血です。
たいていのケースで手術する側は全く気にしないでよいくらいの出血しかしないです。
そのままにしてても手術は十分問題なく終了できます。
しかし
ほんのちょっとの出血にも神経質になるべきはこの手の手術。
僕は常々
自分の手術は超スピードでは終わらない、時間がある程度かかる、ということを述べています。
それはなにか？
丁寧に動作を行っている、というのもあるにはあります。
でもそんなところでのスピードの差は多少です。（多少の積み重ね、ではありますが）
別に僕が極端に不器用だから遅い、ということもありません（笑）
僕の手術には
はたから見ていて手術っぽい動作をしていない時間
休み休みやっているように見える時間
それが長いです。
手術時間の半分くらい、と言ってもいいかも。
一見、「無駄な時間」。
別にのんびりしすぎてるわけでもないのです
いや、のんびりやりたいですけどね！（無理矢理時間つめていっぱいあわてて手術させられるのはもうごめんだ！）
休んでいるように見えて実は
なるべく出血を減らしたり、細かい出血も止めたりしようとしているのです。
これは内出血を減らすのにも非常に役立ちます。
そういう動きの少ない手術動作をし続けている、ということです。
”動かざること”な「無駄な時間」＝無駄じゃない！のです。
実際時間をかけた手術、と言っても、針を通す瞬間etcはスピーディーに行わなきゃいけません。
変にてまどっていると
腫れやすくなってしまうからです。
でも全体の手術時間はむりにスピーディーにしない。
こちらも上記のようなことを行わないと
出血のからみで
腫れやすくなってしまうからです。
これは細かな差なのかもしれません。
腫れの大小としては非常に細かな差。
しかしながらそこにこだわるのがこのブログ的発想！
ということで
ごちゃごちゃ・カチャカチャと動いてる時間より
なんにも動いてなくて、なんだか目を押さえられているような時間のほうが多かった、と
思い返す人が僕の手術を受けた中にも結構いるんじゃないかなと思います。
そう、「無駄な時間」に見えて実はいろいろなことがかかわっているわけです！
内出血はどうしても避けがたい場合があります。
針が通った瞬間に皮膚の中でばっとあざが広がることもあるのです。
雑だとすぐおきますが
丁寧に行ってもとても低い確率でおきてしまうことがあります。
こんなときにも無理に速く手術を終わらせるのでなく
「無駄な時間」が始まるわけです。
そしてそのおかげで避けがたい内出血も範囲を最小に抑えることができるのです。
（どうしても出た部分は少ししたらコンシーラーやその他アイメイクで隠すのがよいです！）
いろんな「時間」や「技術」の積み重ねで
「腫れない」への道がつながっていくのです。
ちなみに..
切開法の場合も同じようなことも行いますが
実際皮膚を切開しているので、出血している部分がじかに見れます。
そこを電気メス、という機械で止血するのです。
そうやって手術を行っていきます。
ここでも細かな止血が腫れに大きく関わってくるのです。
PS
拍手コメントへの返事です。
＞よっこさん
そう、やっぱり診察を通して
考えを交換し合っていろいろ共に考えていくことが大事になってきますね。
すっきりさせるには何が必要か
やるべきかやらないべきかetc。
＞かえさん
モニターもうしばらくで募集しますよ！
しばしお待ちくださいね。