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最近の記事はお写真が多いですが、過去記事は腫れ・痛みを減らすためのテクニック解説などのお話しが主です。
興味ある方は是非読んでみて下さい。
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手術をしたうえで不自然に見えないライン。
デザインをする際に細部に気を使えば使うほど、手術後の早い段階から自然に見えやすい、と僕は考えています。
ラインの流れ方について細かい方向性を考慮したデザイン。
これができていれば自然になりやすい。
実際、いろいろな施設でのさまざまな手術結果を見たり聞いたりで考えると
デザインがけっこう適当でも、ある程度はなんとかなる、とも思います。
「だいたい」でもある程度の結果は出る、ということです。
「だいたい」でデザインし手術を流れ作業的に行う場が多いのも、ある程度まではなんとかなるからなんでしょうね。
「だいたい」の結果でいいならそれでもいいと思います。
でも、直後からでも自然に見えやすいデザインは
自然に見えるが故に腫れも少なく感じやすいし利点は多いと思います。
落ち着いてからでも、細かい部分では差があり、やはり自然さが違うわけです。
ということでこだわる、と。
ただ、それ以外に幅の広い、狭いもあるので
いかに直後から腫れが少なく、だれが見ても自然だったとしても
幅の好みが合わなければ、受けた本人にとってはあまり意味が無くなってしまうので
そこも同時にしっかり考えていかなくてはいけません。
では今回のお写真も見てみましょう。
まずは手術前。
ラインがわからないくらいの奥二重で、ほぼ一重まぶたと言えます。
平行型のラインを生み出すべくデザインし
両方の目に埋没法を施行しました。
手術直後です。
デザインが功を奏し、直後からでも不自然さはかんじにくい滑らかさがあると思います。
どうしても腫れがあってややむくんだ印象になってはいるのですが
皮膚の状態、シワの方向、目の形などをいろいろ観察した上での細かなデザインは
強い武器となってこの結果を生んでいます。
滑らかにラインが出れば、その分腫れていないようにも見えやすい、というのもプラスになっています。
このケースでは手術直後ならではの下垂も強くないため、かなり腫れは少ない印象ですね。
最後に1週間目のお写真を見てみましょう。
直後の写真で見受けられる、「ラインが少しはっきりしすぎているかな」感は減っているのがわかります。
この感じは少し長引く人もいますが、他人からはあまりおかしく見えないので少し時間を見ていくのがよいでしょう。
埋没法のような手術は、その方の素質を生かすタイプのものであり
ラインを手に入れるためのお手伝いでしかないのかもしれません。
でも、最大限できることは尽くしたお手伝いが良いに決まっています。
そのひとつが上記した、細部にわたるデザイン、です。
痛みや腫れを減らすこともさながら、自然さ、という部分にもよりこだわっていきたい。
「だいたい」じゃ「だいたい」になってしまうから。