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眼瞼下垂に対する手術 ①

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最近の記事はお写真が多いですが、過去記事は腫れ・痛みを減らすためのテクニック解説などのお話しが主です。
興味ある方は是非読んでみて下さい。
質問・相談は drmatsui@hotmail.co.jp までお送りください
目が小さい、という悩みを持つ人の中には
目の開き自体が小さい、という人も多くいらっしゃいます。
目の開きが悪い場合「眼瞼下垂(がんけんかすい)」という病態として呼ぶ場合もあります。
「眼」の「瞼(まぶた)」が「下」に「垂」れている、と書いているわけですね。
この病態に対しての手術を美容的に応用することにより、目の開きをおおきくすることが可能です。
日常生活を送る分には問題はないけれども、目をさらに大きく見せたい場合は
目の開き自体を大きくできるので有効です。
切らずに糸で行う方法もあるし
切開手術と共に行う方法もあります。
今回のモニター写真は 
全切開手術+挙筋短縮手術の患者様を紹介します。
挙筋、というのは 埋没法の話にも出てきますね。
目を持ち上げる筋肉です。
(ここに糸をつけるのが挙筋法、という埋没法のバリエーションのひとつです。)
この挙筋の位置を切開した内部でずらしてあげることにより
目の開き自体を変える=大きくする
それが挙筋短縮手術です。
では今回のお写真を見ていきましょう。
全切開手術でラインを作ること + 挙筋短縮術で目の開きをよくすること
それらを目的として手術を行いました。同時に目頭切開も行っています。
まず術前の写真を見てみましょう。
手術前
目の上の脂肪が多いタイプで、一重まぶたです。
黒目に着目してみると、結構上の部分が欠けています。眼の開きが小さい、ということですね。
次は術後のお写真です。手術から1カ月目のお写真です。
一カ月目
ディファインが入っているので黒目自体の大きさも違うのですが
出ている部分の大きさが違うのはおわかりいただけると思います。
(ディファインが入ってなければ、もっと黒目の出ている部分が増えたことがわかります)
眉毛と目の位置関係を2枚の写真で比較してみると
かなり目の開きが変わったことはわかるのではないでしょうか。
そして派手ではないですが平行型のラインが生み出されているのもわかりますね。
この患者様の場合、埋没法では狭いラインでももとに戻る確率が高い、と事前に診断でき埋没法は不適応でした。
全切開を行うことにより、埋没法ではあきらめざるを得ないラインを獲得したわけです!
そして切開を行ったことにより内部の筋肉を操作することが可能になり
挙筋短縮術で目の開き(眼裂)を大きくすることができました。
この患者様からは、術後の早い段階から
「前に比べて視界が広い!」
「目が開きやすい!」
という感想を頂きました。
非常に満足度の高い手術、となったわけです。
まずは第1話、という感じで2枚のお写真を掲載しました。
次回は時間を追ったお写真を掲載していきます。
切開手術を考えている人には、経過・ダウンタイムに関して非常に参考になることと思います!
切開を伴うのでやはり腫れますが、得られるものも大きい!と言えるわけです。
広めのラインが欲しい方
目の開きを大きくしたい方
まずはカウンセリングに来ていただければ、と思います。
どんなことが可能かetc
シミュレートを通してしっかり考えていきましょう。

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