今回は目頭切開。
わりと変化のわかりやすい症例です。
目頭切開ですが
あまり変化を求めない人もいるし
そもそもあまり変化しない人もいます。
ただ、かなり大きく変わる人もいるわけです。
その差は蒙古ヒダ、とよばれるヒダ。
そのつっぱりによって隠れている部分が多ければ多いほど、変化が大きいものとなります。
昔書いた手書きの図。
緑の矢印が蒙古ヒダを指しています。
目頭切開を行って、蒙古ヒダを軽減させると
隠されていた部分、すなわち図の赤で書かれた目の輪郭がきちんと出てくるわけです。
どこまで出すか、というさじ加減は考えなくてはいけませんが
こんな効果が目頭切開のもつ能力です。
では今回の例を見ていきます。
まずは手術前。
わりとヒダの影響の強いタイプです。
目頭切開を行ってこの蒙古ヒダを軽減させていきます。
手術後1カ月目です。
横幅の変化がわかりますね。
ヒダによって隠れていた部分がでてきているわけです。
ほぼほぼヒダの無い状態までもっていきました。
ヒダが強い状態だと目がつり目傾向に見えていましたが
けっこう変化をかんじとれるのではないでしょうか。
場合によっては更に埋没法等でもう少し目頭・内側のラインを広げてあげて
更につり目感を減らす、というてもありますね。
そういった内側のラインを広くしていくのも
目頭切開前=ヒダが強い状態、では
うまくラインが出なかったり
すぐに戻ってしまったり、というパターンの人もいらっしゃいます。
蒙古ひだを全くいじらなくても簡単に平行型ラインが出る人もいるのですが
そこは人それぞれ。
今回のケースでいうと
やはり蒙古ヒダに引っ張られる、という力が明らかに軽減するため
ラインを生み出す点では非常に有利になっていると考えられます。