前回の続きで目頭切開の話。
僕は基本的にZ(ゼット)と呼ばれる方法をとっています。
僕的にはかたちを一番コントロールしやすく、なおかつ効果をきちんと出せる。
自然に仕上げやすいもの、と感じています。
Z法の考え方の基本は↓の図です。
前にも使った稚拙な図ですが(笑)
これを解説すると・・・
上の図で、左側の絵の青い線の通りに切ります。
切ると三角の部分を↓のようにめくることができますよね。
切って、めくり上げた図、というわけです。
緑の点が書いてある三角と、ピンクの点が書いてある三角、両方ともめくりあげて、
位置を入れ替えて戻します。(1枚目の図を見てみてください。)
ちょっとわかりにくいですが・・
入れ替えて戻すと、緑の点があった部分が下に来て、ピンクの点があった部分が上に来ます。
空間が入れ替わるのです。
この原理で、蒙古ヒダで突っ張った部分、下に向かって引っ張る部分の方向を変えてあげることで
目頭の部分を整えてあげるのです。
しかもポイントとしては、
ピンクと緑の両者の位置が入れ替わっているので
無理に引っ張っている、というのとは違って、元に戻りようが無い、という部分が必ず出てきます。
前回の記事で記した、単純切開法との違いはこの部分です。
空間を入れ替えている、というのがポイントなわけです。
でも文章ではうまく説明できないんで
もしこの記事を読んで、わかりにくかった場合
目頭切開を検討している、興味のある方はカウンセリングに来てみてください。
この部分について質問してもらえば、説明します!
(口頭の方が伝えやすいですね。文章・絵が下手でごめんなさい!!)
ちょっとわかりにくい記事でしたが
上記したようなことを頭に入れつつ
このブログに載っている、いろいろな目頭切開の手術のお写真を見てもらうといいかな、と思います。
こういった蒙古ヒダのつっぱりを変えてあげる方法。
どういった風につっぱりの位置を変えてあげるか、というところにこだわって
自然で美しい目頭部分を生み出していこうとしているのです。
目の内側の部分の出し方の調整だけでもいろいろな工夫ができるので
難しいですが、非常にやりがいのある手術です。