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前回の続き 切開法の傷跡

ドクター松井クリニック院長の松井です。
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最近の記事はお写真が多いですが、過去記事は腫れ・痛みを減らすためのテクニック解説などのお話しがメインです。
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前回の続き、同じ患者様の目を閉じたときのお写真を見てみましょう。
今回のテーマはお写真を見ながら切開法の傷について検証する、です。
1か月たった時点でのお写真です。
閉眼
中央部分を中心にまだ赤みがありますね。
少し硬さもあって、やはりまだ治っていく途中です。
でも開いちゃうと全く分からないし
うまくメイクして隠してしまうのが良いですね。
傷の硬さはしばらく続きます。
少ししこりのような感じともいえるので
硬さが取れてくることで
より自然に落ち着いていきます。
数か月かかる人もいますし、2か月待たずしてほとんどわからなくなる人もいます。
赤みに関しても同じような感じでしょうか。
1か月の時点でも赤みが無い人もいるにはいますが
やはり数か月くらいの人もいます。
中には赤さがやや残るケースもないわけではないでしょうが非常に少数です。
あとは段差やくぼみが出る人もいないわけではないです。
硬さのせいで一時的なケースがほとんどなのですが
やや残る人も一部にいらっしゃいます。
強く残るケースはレアですが、修正を施すことも可能です。
部分切開法を行っている方で、この段差が残っていて目立つ人をけっこう見かけます。
あまり傷の小ささにこだわっていくと、方法によってはこういった弊害もありうるので
そのあたりは注意して考えていかなくてはなりません。
僕の場合はもろ部分切開、というような非常に小さな傷での二重形成は行わず
ある程度の長さ以上の切開を勧めています。
はじからはじまで切らなくてもできますが皮膚切除を伴う場合はけっこう長めの方が確実です。
眼窩脂肪を取るための切開としては小さな傷でOKですが
二重をつくる、となると不確実な点と上記の傷の理由から
このように僕は考えております。

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