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埋没法の「痛み」に対してのアプローチ 3  点眼薬

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最近の記事はお写真が多いですが、過去記事は腫れ・痛みを減らすためのテクニック解説などのお話しが主です。
興味ある方は是非読んでみて下さい。
質問・相談などなどは drmatsui@hotmail.co.jp までお送りください
また痛みのお話しの続きです。
埋没法の痛みについて、の話でよく出てくるのは
「裏側の注射」の話です。
注射はとにかく痛かった
なかでもまぶたの裏側の麻酔はめちゃくちゃ痛かった・・・、と。
なんどもこのブログの中で書いていますが
この痛みは確実に減らせます。
特に問題となっているまぶたの裏側の麻酔では
かなりの確率で、ゼロにできます。
ほとんどの場合問題ないくらいまでもっていけます。
まぶた表面の注射の痛みはゼロにしにくいですが
それでもずいぶんと違います。これはまず前回書いた笑気の力も大きい。
でもまぶたの裏側、その注射に関して最も大きく関与するのは目薬です。
工夫、とまで言いませんが
目薬の種類および使い方が関わっています。
後は時間をおいたりする、という点で
少し時間がかかります。
ぱっぱとさばいてしまいたい、なるべくスピーディーに人数をこなしたい
なんてクリニックには不向きな方法かもしれません。
前回書いた笑気の効きを待つとともに
目薬をうまく使用しつつ、時間をおく。
それからの注射であれば、ずいぶん痛みは減ってしまいます。
滅茶苦茶痛かったから、もう2度とやらない!
なんて声もある中で
かなりの痛みの削減は
非常に意味があると思います。
なので、「痛そうだから」が理由であきらめるのは
あまりにももったいないかと。
いろいろな理由で手術を行わない、という人はいると思いますが
痛みが理由で辞めてしまうのは
本当にもったいない。
あと、同じことを行うならば
痛くないほうがいい、とも思います。
せっかくなので、ですね。
目薬使用での痛み軽減は
工夫と根気。
「痛くない」までどれだけ近づけるか?!
「腫れない」を目指すのと同様
様々に工夫してがんばっていくしかないです。
埋没法という手術をやる、もしその手術を行うだけだったら
教えたら、度胸ある人であればだれでもすぐにできるようになると思います。
やるだけ、であれば。
でも、どうしたら腫れにくいか、という細かなテクニック等は
やはり長年やってきたうえで見に着いたものです。
今回書いた目薬の使い方についても同様。
いろいろとやってきたうえでの蓄積です。
ずっと長い間やってきた中で養った「感覚」。
それは誰かが真似しようとしても簡単にまねできるものではないです。
まだまだ道の途中ですが
培ってきたものの集大成を提示できるよう歩んでいるわけです。
次回は
痛みについて、総合的にかかわるものについて書こうと思います。

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