


ー脱毛をすると、プロにお願いするので手間がかからないだけではなく、自分で処理をするよりもはるかに美しい肌を手に入れることができるのが魅力ですよね。しかし、いくらプロの手による施術を行っても、何らかのトラブルによって失敗しないとは限りません。ー脱毛で失敗を招かないようにするためには、具体的にどのような方法があるのでしょうか。今回は、ちょっとした意識で行える対策法についてまとめてみました。
毛抜きや脱毛クリームでの自己処理はやめよう
普段からムダ毛が気になっている方や、徹底的にムダ毛処理をしたい方はついやってしまいがちなのが、毛抜きや脱毛クリームによる自己処理ですよね。しかし、美しく綺麗な肌を手にしたいのなら、これらの方法はすぐにでもやめることをおすすめします。 毛抜きは肌のトラブルを引き起こしやすいですし、抜く時に痛みを感じてしまうものです。毛穴に細菌が入って炎症を起こしたり、角質で塞がって埋没毛になってしまったりといった問題も起こりやすいのが特徴となっています。何よりも、一本一本ムダ毛を抜くとなると、相当な時間をかける必要があるので、効率的とは言えないでしょう。 埋没毛の原因になってしまうかもしれません。 脱毛クリームの場合は、毛を抜くのではなく溶かすものなので、一見、肌トラブルが起こることはないだろうと思われやすいかもしれませんが、そんなことはありません。継続して使用すると毛穴へのダメージがありますし、クリームが肌に合わないと感じる方もいます。時間は毛抜きほどかかりませんが、コストがかかるので、このような自己処理以外の方法を選んで脱毛したほうが賢明です。脱毛を受けるなら、できる限り肌を傷めない状態で施術したほうがトラブルも避けやすくなります。
紫外線対策とスキンケアは万全に!
ムダ毛の処理をすることばかりに捉われてしまうと、肌の状態にまで気を配れなくなることもあります。ただ、そもそもなぜムダ毛を処理するのか、ここで改めて考えることが大切です。女性らしさに欠ける、毛が生えているとみっともないなどの理由も挙げられるでしょうが、肌を美しく見せたいからという気持ちもあるのではないでしょうか。 脱毛は、施術さえすれば後は何もしなくても綺麗な状態を保ち続けられるというわけではありません。脱毛した直後は、肌がとてもデリケートな状態になっていますから、普段以上に気を配る必要があるのです。特に、紫外線によるダメージを受けやすくなるため、日焼け対策やスキンケアを徹底して行うように心掛けましょう。対策をしっかりと行っておけば、紫外線によってシミやそばかすにはなりにくいですし、術後に肌が荒れてしまうというトラブルも回避しやすいのです。
肌トラブルがある場合は治療を優先して
医療脱毛でもエステによる光脱毛でも同じですが、脱毛を受ける前の段階で、もし既に肌が荒れていたり、日焼けしてヒリヒリしていたりなどといった肌トラブルがある場合には、施術を控えたほうが良いでしょう。肌が荒れているのに無理をして脱毛をすると、肌の状態をさらに悪化させてしまう可能性もあります。下手をすれば、シミや傷跡がずっと残ってしまうかもしれませんから、状態によっては施術を受けることも難しいのです。 脱毛処理をしたくても、肌が荒れているのなら、まず肌の状態をよくすることを優先しましょう。日頃のスキンケアですぐに治りそうにない肌トラブルがあるのなら、早めに皮膚科での治療をするのが望ましいです。脱毛は、できる限り万全な肌の状態で受けることで、満足のいく施術結果を得やすくなります。

ドクター松井クリニック院長
松井彰一郎まついしょういちろう
2000年 | 山梨医科大学医学部卒業 国立国際医療センター形成外科勤務 |
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2003年 | ユーロクリニーク入局 |
2006年 | 湘南美容外科クリニック大宮院(さいたま)院長就任 |
2011年 | ドクター松井クリニック院長就任 |